新型コロナウィルス感染拡大を受けて緊急支援として立ち上げた当プロジェクトですが、2020年5月の支援開始から皆様の温かいご支援を頂き、おかげさまで2020年10月をもちまして、お申込み頂いた方の全ての訪問ケアを終了しましたことをここにご報告いたします。
ご支援頂いた皆様に心より感謝申し上げます。
東京では感染症の流行は予断を許さない状況が続いており、多くの制約が残る中、ウィズコロナ/アフターコロナといわれる新しい生活を模索していかなければなりません。東京で出産を迎えることがより安心に感じられるように、今後も広く助産師のサポートを提供できるよう努めてまいります。
東京 里帰らない人応援プロジェクトへの思い
東京で産み育てる人たちを助産師が応援します。
東京の出産施設では
まさに今
新型コロナウイルス感染症対策のため
妊娠中の両親学級や各種クラス、
産後の集団指導の中止、
里帰り出産の制限、
出産の立会いや入院中の面会制限、入院期間の短縮を
せざるを得ない状況です。
独りで
入院、出産、退院する。
サポートの少ない産後の生活。
この状況を不安に思う人たちのために、
助産師として、できることはないか考えました。
「東京 里帰らない人応援プロジェクト」では
サポートの少ない中で妊娠出産育児に向かい合う
『全ての妊産婦さん』と地域の助産師を繋ぎます。
そして、妊産婦さんとその家族の産前産後に
“かかりつけ助産師”が出張訪問し、パーソナルなケアを提供します。
「里帰りしない、サポートがない」あなたの覚悟も不安も、
私たち助産師が、寄り添い支えます。
こんなことをします。
1)妊娠中の心身の準備からパーソナルに寄り添います!
出産を独りで乗り切るというと、とてつもなく大変そうに思うかもしれません。
でも、その時間をいかに穏やかに過ごせるかは、妊娠中の準備次第。
出産・育児に安心して臨めるように、
妊娠中からのこころとからだの準備を、オンライン相談や自宅訪問にて、お近くの”かかりつけ助産師”が個別にサポートします。
2)退院後、早期から自宅で助産師のケアを受けることができます!
産後直後の劇的な心身の変化の中、そして短い入院期間に全部できなくて当たり前。
初産婦さんは、全てが初めての赤ちゃんとの生活。
経産婦さんは、上のお子様と赤ちゃんへの対応への戸惑い。
特に「授乳」はお産後1ヶ月が一番変化と不安の大きい時期。
退院後、妊娠中と同じ”かかりつけ助産師”が個別に寄り添ってサポートします。
3)家族(パートナー)の空白を埋めます
立ち会い出産や面会の制限で
赤ちゃんと生まれてすぐから触れ合うことができず、
産後のお母さんの心身の変化を側で感じることができず、
ご家族も、お母さんをどうサポートしたらよいか迷うかもしれません。
助産師がご家族に直接アドバイスして、
新しい家族の生活設計をお手伝いします。